自動車のナンバープレートで、背景にイラストが入っているナンバープレートのことで、正式には「「図柄入りナンバープレート」といいます。
全国どこでも見かけるというわけにはいきませんが、該当地区ではポピュラーかもしれません。
2017年4月1日より導入されました。

導入にあたり軽自動車オーナーに人気が出たようです。
それまでは自家用軽自動車のナンバープレートは黄色一色で、いかにも軽自動車とアピールしていたように見えるのが、この図柄入りナンバープレートをつけると背景が白となり、でまるで普通車のように見せれるということが理由のようです。
2017年のスタート時には次の41地域の導入が決定しました。
【東北】岩手、盛岡、平泉、仙台、山形、庄内
【関東】土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山
【北信越】新潟、長岡、富山、金沢、石川
【中部】福井、富士山(静岡)、豊田・春日井(愛知)
【近畿】京都、滋賀、奈良
【中国】鳥取、福山(広島)、下関、山口
【四国】徳島、香川、愛媛、高知
【九州】長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島
★41地域の図柄の詳細についてはこちら(PDF)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001340867.pdf
以降、2018年5月には軽自動車には「黄色い枠」、営業車には「緑色の枠」が入ることが決定して
現在に至っています。

そして今年、2020年新たに地域名表示(ご当地ナンバー)による地方版図柄入りナンバープレートが17地域の導入が発表されました。
導入地域は、知床・苫小牧・弘前・白河・松戸・市川・船橋・市原・江東・葛飾・板橋・上越・伊勢志摩・四日市・飛鳥・出雲・高松となっています。
★17地域の図柄の詳細についてはこちら(PDF)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001340871.pdf
事前申し込みは2020年4月13日(月)から始まっており、交付開始日は2020年5月11日(月)です。
地方版図柄ナンバーの事前申し込みは、
・専用のWebサイト
図柄ナンバー申込サービス(一般社団法人 全国自動車標板協議会)
https://www.graphic-number.jp/html/GKAA0101.html
または、近くのディーラー・整備工場にお問い合わせすればよいようです。
地方版図柄ナンバーの交付料金は地域によって異なり、また、ナンバープレートの大きさ、モノクロかカラーかで異なるようです。
フルカラーにするには1000円以上の寄付金が必要なようです。
→各地域の交付料金はこちら(PDF)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001340894.pdf
【最新情報】
国土交通省は、新たな図柄入りナンバープレートについての検討を開始したと3月31日に発表しました。
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003679.html
『国土交通省では「走る広告塔」としてのナンバープレートの機能に着目し、これまでラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート、地方版図柄入りナンバープレートの導入を進めてきました。
これらに続く新たな図柄入りナンバープレートのあり方や制度を見直すため「新たな図柄入りナンバープレートの導入に関する検討会」を新設。1回目の会合を3月26日に開催し、新たな図柄入りナンバープレートの基本コンセプトなどについて検討しました。』
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003679.html
検討会での具体的な進行はこれからのようですが、
・目的:全国規模の様々な施策をPRするツールとして効果的に活用する
・全国版図柄入りナンバープレートの導入時期
・テーマ、テーマに基づく図柄の選定方法など
を検討していくようです。。
ちなみに、
・交付開始は2021年4月を想定。
・テーマは、候補として観光振興、スポーツ振興、大阪万博、バリアフリー推進、事故防止・危険運転防止、防災・減災などがあがっていました。
合わせて
・地方版図柄入りナンバープレート制度のあり方
・図柄の変更や使用地域の拡大
・新たな地域名表示についての基準
・募集時期や導入時期
などについても検討していくとのことです。
オリンピックも延長され、コロナウィルスからの復興などもいろいろなテーマが考えられます。
どのようなテーマが設定され、どこの地方が選ばれるか楽しみなところです。